どうしてあの通信装置の”Shosa”(所作)は完璧なのか?
その答えは、試験機がTDSTか、それ以外か。
TDSTは、3G、4Gから様々な試験システムの設計、開発、販売、導入サポートを18年以上経験した高い技術力と豊富なノウハウを持つ弊社が、設計、開発、販売、導入サポートを行っている純国産の通信装置のShosaTesterです。
eNBやgNB、EPCや5GCといったLTE、5Gネットワーク装置の試験はもちろん、CIoT(Cellular IoT)やローカル5Gシステム、O-RANの試験など、あらゆる通信機器のテストに対応可能です。
TDSTとは– 5G, Beyond 5G, 6G ~ 次世代通信システムのテストに貢献 –
TDSTは、通信機器の試験に必要なあらゆる機能を提供する、日本初の通信装置(Telecom Device)のShosa Tester(所作テスタ)です。
5Gネットワーク(第5世代移動通信システム)のテストに必要な機能を備え、3GPPなどの仕様準拠のプロトコル検証はもちろん、通信キャリア様や交換機メーカ様独自のノウハウや実設計に即した”Shosa”(所作)の試験が可能です。
テストケース(*1)を作り込むことで、標準化以外の仕様の検証が可能です。
TDSTの設計思想は、従来の通信装置向けのネットワークテスタとは一線を画しており、圧倒的に高い汎用性を誇ります。
国内の通信キャリア様、交換機メーカ様で、多数の納入実績がございます。
通信キャリア様、交換機メーカ様毎に、それぞれ実現したい “Shosa”(所作)の試験は異なりますが、TDSTはその全てのテストに対応可能です。
※「Shosa Tester」は、アイピーネットフュージョン株式会社の登録商標です。
TDSTは多様なテスト要件に幅広く対応
・5G RAN疑似や5GC疑似など、試験対象/目的に応じて様々な試験構成でテストが可能
・デバッグ, リグレッション, 性能, 品質, 接続性などのテストや実証実験など、様々な試験フェーズをサポート
Beyond 5Gや6Gなど、今後訪れる新たな試験要件も強力にサポートしていきます。
“Shosa”(所作)とは
実際の商用ネットワーク/通信装置の実装において、3GPPなどの仕様をベースに通信キャリア様や交換機メーカ様独自のノウハウや実設計が反映された振る舞いを”Shosa”(= 所作)と呼称しております。TDSTは、あらゆる”Shosa”の試験項目に対応可能です。
TDSTの主要機能– 多様なテストを柔軟にサポートするテスタ –
TDSTは、主に下図の機能群で構成されています。
TDST
試験前
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シーケンスエディタ
テストケースの作成/編集
-
データベースエディタ
テストケースに関連する情報(例: 端末情報/局データなど)をデータベースに設定
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コンフィグレーションマネージャ
DUT(被試験機)と接続するのに必要なIPアドレス等、試験環境の設定
IST
TDSTのシーケンスエディタ、データベースエディタを使って弊社が開発したテストケースパッケージ群
試験実行/中
試験後
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テストログビューワ
過去の試験ログを読み込み/表示
【機能概要】
テストケースの作成/編集
端末情報/局データなどの設定
DUT(被試験機)と接続するのに必要な情報の設定
TDSTのシーケンスエディタ、データベースエディタを使って弊社が開発したテストケースパッケージ群
テストケースの選択/実行
実行中の試験の進捗を表示
過去の試験ログを読み込み/表示
ヘルプドキュメントの表示
その他、連携機能や拡張機能など
あらゆる試験を可能にする豊富なテスト機能、圧倒的なメリット
シーケンスエディタ– テストケース作成/編集 –
シーケンスエディタは、ユーザがメッセージとテストケースをGUI上で自由に作成/編集することを可能にします。
通信キャリア様や交換機メーカ様独自の“Shosa”や異常試験など、あらゆる試験項目を実現可能です。
従来の通信機器向けのテスタでは到底考えられないような、異次元の柔軟性を発揮します。
データベースエディタ
テストケースに関連する情報をデータベースに設定します。
テストケースにもとづき、データベースに登録されたパラメータ値を参照して動作します。
一例として、5G端末情報や、接続先/疑似ノード(gNBや5GCなど)情報の参照先をデータベースに指定します。
都度テストケース自体を編集せずとも、試験環境の構成変更に容易に対応することが可能です。
コンフィグレーションマネージャ
TDSTとDUT(被試験機)を接続するのに必要な情報をGUI上で設定します。テストの接続構成が変更となっても、容易に対応が可能です。
テストマネージャ– テストケースの実行 –
作成/登録したテストケースをリストから選択して実行します。試験の開始が容易です。
ログレベルの指定や、テストケースの実行タイミングの指定(時間指定 or カウントダウン設定)などが可能です。
テストモニタ / テストログビューワ
テストモニタで、テストマネージャで開始した試験状況をリアルタイムに表示可能です。
テストログビューワでは、過去のログを読み込んで、テストモニタと同様の項目を表示可能です。
試験状態/試験結果の確認が容易です。
【ラダーチャート表示】
ラダーチャート形式でテスト実行時のシーケンスを確認可能です。
さらに、各メッセージを選択・ドリルダウンして内容詳細表示が可能です。
【統計情報表示】
試験結果(Success/Failure等)の統計情報表示により、試験結果の把握が容易です。(テストケースにもとづいて試験結果を判断します。)
【UE接続状態表示】
テスト実行時のUE毎の接続状態を表示可能です。
日本語によるサポート対応
サポートは、弊社エンジニアが日本語で対応いたします。
Webヘルプは日本語表記です。各設定画面の表示内容や操作方法を、図示や一覧で視覚的にわかりやすく説明しております。不明箇所を容易に確認可能です。
U-Planeユーザデータ機能群– GTPトラフィックサポート –
試験用途や環境にあわせて、 最適なU-Planeユーザデータ機能を使用できます。U-Planeユーザデータ機能の実行は、シーケンスエディタ上の設定に従い開始します。
【GTPパススルーモジュール】
U-Planeユーザデータパケットに対してGTPヘッダの付け外し処理を行う機能です。
外部の実アプリケーションサーバを接続して、リアルなトラフィックによるU-Plane導通テストが可能です。
【GTPトラフィックジェネレータ】
ユーザデータパケット(TCP, UDPフォーマット)にGTPヘッダを付けてトラフィックをジェネレートする機能です。
シンプルなシステム構成で、U-Planeトラフィック負荷の生成が容易です。トラフィックジェネレート時は、転送時間などを統計表示可能です。
5GS<->EPS Inter-RAT ハンドオーバ テスト
5GS<->EPS Inter-RATハンドオーバ後、U-Plane疎通までテストする用途で使用します。
5GCとEPCをそれぞれ個別に準備する必要無く、容易にInter-RATハンドオーバ試験が可能です。
【5GS<->EPS Inter-RAT ハンドオーバテスト時の試験接続構成】
ボイスハンドリング– VoLTE/VoNR テスト –
VoLTE用 IMS-SIPサーバとして動作する 「IMS-GW Server」と連携し、 音声を使った動作テストが可能です。
5G SA対応端末の場合、EPS Fallbackを行います。(3G<->4Gでも同様に、CS Fallbackが可能です。)
※ IMS-GW Server と IMS-INFoneの製品概要はこちらをクリック
【ボイスハンドリングテスト時の試験接続構成】
ETWSテスト – Earthquake and Tsunami Warning System –
試験においてTDSTで5GCやEPCの疑似を行うケースでは、ETWSをサポートし、緊急速報メッセージによる動作テストが可能です。
-ETWSとは?-
ETWSは、携帯電話ネットワークを利用して、地震や津波などの緊急時に緊急速報を携帯端末に配信するシステムです。3Gや4G(LTE)、5Gの標準化を行っている国際団体の3GPPによって策定された方式です。
【ETWSテスト時の試験接続構成】
PNI-NPN テスト– Public Network Integrated NPN –
ローカル網在圏時はCAG IDによるアクセスコントロールを実行します。
シンプルな接続構成で容易にPNI-NPN試験が可能です。
【PNI-NPNテスト時の試験接続構成】
RESTful API
外部装置からTDSTに対して、RESTful APIによる試験の実行や終了と言った制御が可能です。