DDRシリーズ

ハイレートのトラフィックを100%取りこぼし無くパケットキャプチャする手段。

DDRシリーズは、高い信頼性とパケットキャプチャパフォーマンスを両立したパケットキャプチャ装置です。驚くほど軽量・コンパクトな可搬型モデルと、大容量のストレージを持ったラックマウント型モデルがございます。

DDRシリーズとは– 信頼性とキャプチャパフォーマンスに優れたパケットキャプチャ装置 –

DDRシリーズは、高い信頼性とキャプチャパフォーマンスを兼ね備えたパケットキャプチャ装置です。小型・軽量でポータブル性に優れた可搬型のDDR70-miniシリーズと、ラックマウント型のDDR7000シリーズがございます。
パケットキャプチャポートやストレージサイズなど、ご要件に合ったモデルをご提案いたします。通信関連分野以外でも、政府機関や金融機関などで幅広い導入実績がございます。

DDR70-miniシリーズ筐体外観

【DDR70-miniシリーズ – 軽量・コンパクトな可搬型パケットキャプチャ装置

サイズは 幅 330mm x 奥行 220mm x 高さ 100mm、重さは約 4.4kg~で、驚くほど軽量・コンパクトでポータブル性に優れた可搬型パケットキャプチャ装置 です。1ポートあたり最大40Gbpsのパケットデータを100%取りこぼし無くキャプチャし、本体内部のストレージにPCAP形式で高速に書き込み可能です。

【DDR7000シリーズ – 大容量ストレージのラックマウント型パケットキャプチャ装置

大容量のストレージを持ったラックマウント型パケットキャプチャ装置です。1システムあたり最大160Gbpsのパケットデータを100%取りこぼし無くキャプチャし、最大180TB搭載できる大容量の本体内部ストレージにPCAP形式で高速に書き込み可能です。

* パケットキャプチャ性能、およびストレージサイズは、モデルにより異なります。

ネットワーク解析用のパケットデータ取得にDDRが選ばれる理由

100%取りこぼし無くパケットをキャプチャ/書き込み

いかなるパケットでも100%取りこぼし無くキャプチャし、ストレージにPCAP形式で高速に書き込みを行います。高性能と高い信頼性を両立しています。
パケットデータの取得を確実に行い、Wireshark等によるパケット解析に貢献します。

パケットキャプチャに特化したシンプルで使いやすいGUI

DDRシリーズのGUI画面

シンプルで使いやすいGUIを備え、簡単な操作でパケットキャプチャ条件の設定、パケットキャプチャの開始/停止操作が可能です。

煩雑な操作は必要ありません。

パケットキャプチャ状況を容易に確認可能

DDRシリーズのキャプチャ状況表示画面

簡単にパケットカウントや伝送レートの表示が可能な為、パケットキャプチャ状況の確認が容易です。

パケットキャプチャ/解析の効率化、ストレージの有効活用

パケットスライシング、プレフィルタリング機能をサポートし、必要な情報に絞ってパケットキャプチャが可能です。キャプチャストレージ容量も最小限に抑えることが可能です。

遠隔拠点からリモート操作可能

ディスプレイ、キーボード、マウスを本体に接続して操作する他、リモートデスクトップ接続で遠隔拠点から操作が可能です。リモート監視化に貢献します。

小型・軽量でポータブル性に優れ、省スペース (DDR70-miniシリーズ)

最大120TBのストレージを持ちながら、本体重量は約4.4kg~と軽量でポータブル性に優れ、圧倒的な持ち運びの自由度を実現しています。本体サイズも非常にコンパクトで小型な為、スペースが限られた環境でも設置可能です。
消費電力は200W~300Wと少なく省エネで稼働できる為、利用できる電力量に制約がある環境下でも動作可能です。

■DDR70-miniシリーズの製品外観

DDR70-miniシリーズ製品外観

大容量ストレージ (DDR7000シリーズ)

本体内部ストレージとして最大180TBを搭載可能で、長時間の連続パケットキャプチャ用途や、キャプチャ対象のトラフィックレートが高い用途に最適です。

■DDR7000シリーズの製品外観

DDR7000シリーズ製品外観

パケットキャプチャの流れ ~ PCAP形式でデータを保存

パケットキャプチャしたデータファイルの管理を効率化

パケットキャプチャポートから受信したパケットデータを本体内部のキャプチャストレージに書き込む際、使用チャネル(使用するパケットキャプチャポートとプレフィルタの設定がされたもの)ごとに、1回のパケットキャプチャ開始から停止までに取得したデータファイルを同じフォルダ配下に保存します。
同じチャネルで2回目のパケットキャプチャを実行した場合や、違うチャネルでパケットキャプチャを実行した場合は保存先のフォルダが分かれる為、取得したパケットキャプチャデータファイル(PCAPファイル)の管理が容易です。

DDRシリーズのパケットキャプチャの流れ

パケットキャプチャ対象ネットワークへの接続方法

ネットワークへのDDRシリーズの接続方法(ミラーポート接続、ネットワークタップ接続)

DDRシリーズ使用例 – O-RANフロントホール –

O-RANフロントホールのパケットをキャプチャする場合の接続例

O-RANフロントホール間のインタフェースに光TAPを設置し、ネットワークに影響を与えることなく、上り・下り方向のトラフィックを分岐してDDRへ出力し、25Gパケットキャプチャポートでトラフィックのパケットキャプチャを行います。

O-RANフロントホールへのDDRシリーズの接続例

要件に応じた多彩なモデルラインアップ

【DDR70-mini シリーズ ラインアップ】

  • ■ 40G x1ポートモデル
  • ■ 25G x4ポートモデル
  • ■ 25G x2ポートモデル 
  • ■ 10G x4ポートモデル
  • ■ 10G x2ポートモデル

【DDR7000 シリーズ ラインアップ】

  • ■ 100G x2ポートモデル 
    * キャプチャ性能は 最大160Gbps / 1システム
  • ■ 40G x2ポートモデル
  • ■ 25G x6ポートモデル 
  • ■ 25G x4ポートモデル 
  • ■ 10G x16ポートモデル
  • ■ 10G x8ポートモデル
  • ■ 10G x4ポートモデル