dsTest | 3G/4G/LTE/5G コアネットワーク試験ツール

3G/4G/LTE/5G コアネットワーク試験ツール dsTest

5Gネットワーク図

dsTestの概要

dsTestは仮想環境上で動作する 3Gコア,EPC,5GC,IMS,VoLTE等のモバイルネットワークの機能試験・性能試験に最適な試験ツールです。コアネットワーク試験に必要な疑似ノードを生成し、SUT(試験対象装置)と通信し、試験を行います。1システムあたり、最大 “2億 加入者疑似” + “毎秒 120万トランザクション”のハイパフォーマンスを実現しており、ネットワーク負荷テストなどの用途にも使用可能です。また、dsTestはCIoT向け試験(C-SGN試験)や5G試験を早くからサポートしており、複数社のベンダーで導入されています。

dsTestの特長

① 専用ハードウェアが不要
汎用ハードウェアで動作可能。導入コストを抑えながら、柔軟に動作環境を選択することが可能です。

② 柔軟なライセンスソフト構成
試験に必要なTPS数・疑似インターフェイスに応じて、必要なライセンスを構成します。

③ 標準シナリオの提供
シナリオをユーザー様が一から作成する必要がなく、GUI上でパラメータ設定することで、導入後、すぐに試験することが可能です。

dsTestのメリット

①5G SA/NSAの機能検証・負荷検証をサポート

②CIoT(Cat-M1/NB-IoT)検証をサポート

③フローティングライセンスにより複数拠点で同時にライセンスの共有が可能

④1年間のサブスクリプションライセンス利用が可能。短期間の試験に要するコスト節約に貢献

⑤試験機操作の簡易性

⑥広範囲な試験に対応

⑦スマートイベントにより柔軟な試験シナリオ対応が可能

①5G SA/NSA コアネットワークの機能検証・負荷検証をサポート

[5G SA コアネットワーク(5GC)検証]

dsTestでは5G SA検証として、5G NR端末/5G NR基地局とDN(Data Network)かつ5GC C-Planeコアノードを疑似することで、5GC U-Planeコアノード(UPF)の機能検証や負荷検証をすることができます。
複数UPFがDUTの場合でも検証可能です。UPFのQoSスライス/UPF間の接続切り替え(make before break)処理を確認することができます。
※上記は試験構成の一例です。その他の試験構成についてはお気軽にお問い合わせください。

UPF試験構成

[5G NSA コアネットワーク(EPC)検証]

dsTestでは5G NSA検証として、DC(Dual Connectivity)対応端末とeNB/gNBかつPDNを疑似することで、実端末と実基地局不要でEPC(DUT)の機能検証・負荷検証をすることができます。

5G NSA コアネットワーク(EPC)試験構成

②CIoT(Cat-M1/NB-IoT)検証をサポート/多数の導入実績

dsTestはLTE-M/eMTC(Cat-M1)やNB-IoT(Cat-NB1)にを早くからサポートしており、C-SGN開発時の検証や初期導入時の評価等で実績がございます。将来的に3GPPで標準化される機能についても順次サポート予定です。

[CIoT試験dsTestサポート機能]

● eMTC(Cat-M1) & NB-IoT(Cat-NB1)共通
-eDRX(extended Discontinuous Reception)
-PSM(Power Saving Mode)
-RRC Suspend/Resume

● NB-IoT(Cat-NB1)
-NIDD(Non-IP Data Delivery)
*Non-IP Data over NAS(T6aとS11-U)とNon-IP Data over SMS(SGd)共にサポートしております。

C-SGN試験構成

③DRA(Diameter Routing Agent)検証をサポート

dsTestはDiameterプロトコルも得意としており、MMEやHSSの検証用途にはもちろん、DRAの検証・評価にも使用可能です。
下記図では、Diameterを用いたDRA検証の一例として、dsTestでMMEとHSSを疑似し、DRAを間に挟んでS6aインタフェース上の通信を生成する試験構成です。
dsTestを使用することで、DRAの試験環境を容易に構築することが可能です。
その他のDiameterインタフェースについてもお気軽にお問合せください。

DRA試験構成

④フローティングライセンスにより複数拠点で同時にライセンス共有が可能

フローティングライセンスでは、ご購入頂いた加入者数・TPS数まで複数拠点・複数ユニットで同時に共有使用することが可能です。その為、複数試験系が存在する場合の試験効率を向上することが可能です。

フローティングライセンスの使用例

⑤1年間のサブスクリプションライセンス利用が可能。短期間の試験に要するコスト節約に貢献

永続ライセンスの他、1年単位でサブスクリプションライセンス契約が可能です。
その為、開発時期や規模に合わせた柔軟な契約が可能です。

(サブスクリプションライセンス導入例)

1年目 2年目 3年目
背景
  • – 複数チームが同時並行で製品開発を実施したい。
  • – 機能試験の為、ボリューム要求は高くない。
  • – 製品の最終試験として、負荷試験が必要。
  • – 複数チームで検証を実施することがある。
  • – 製品開発終了し、リクレッション試験等を継続実施するが、検証チームは1つだけになる。
フローティング
ライセンス
構成
  • ・5万TPS
  • ・S1-MME,S5,S6a,S11,Gx
  • ・120万TPS
  • ・S1-MME,S5,S6a,S11,Gx
  • ・1万TPS
  • ・S1-MME,S5,S6a,S11

⑥試験機操作の簡易性

dsTestは各ネットワークノード動作相当のシナリオが標準で備わっている為、実行プロシージャや局データ情報などのパラメータを設定することで試験を容易に実施することが可能です。
複雑な設定をする手間が不要な為、短期間で確実な試験を実現することが可能です。

⑦広範囲な試験に対応

C CC Cx/Dx D/D’ DHCP DNS E
Ga Gc Gd Ge Gf Gn Gr/Gr’
Gs LTE GTP Gx Gxx HTTP HTTP/JSON LuPS(RANAP)
J Lg Lh M2PA
SmatrFlow
M3UA Testing M3 NASREQ
RADIUS RADIUS(3GPP) Rf/Gz ReSTful
Network APls
Ro/Gy Rx S1
S3 S4 S5/S8 S6a/S6d S6b S6c S6m/S6n
S6t S9 S11 S13/S13′ Sd SGd/Gdd SGs
Sh/Dh SIP/RTP SLg SLh SLs Sm SOAP
Sp STa SWa SWm/S13′ SWx/Wx Sy ST4
T6a/T6b Tsp Ud Wa(RADIUS) Wg Sxa Sxb
Sxc N1/N2 N4 Namf Nausf Npcf Nsmf
Nudm

dsTest試験範囲
■ NFV/SDN 環境での機能試験・性能試験
■ SMS,IMS,Wifi/WLAN Offload,3G/4G/LTE/5G Packet Core の試験
■ HSS,PCRF,DRA,eMBMS の試験
■ Dictionary,AVP/その他のIEの分析と検証
(Diameter/Radius等のAVPパラメータ値を独自仕様に変更可能な為、様々な認証系試験が可能)

⑧スマートイベントによる柔軟な試験シナリオ対応が可能

dsTestスマートイベントは、疑似ノード間のイベントを変更することができます。
標準シナリオも付属しますが、GUIからステートマシン間を接続するだけで独自シナリオを作成できます。

■ 複数ノードに渡るイベント調整が可能です。
■ AVPやその他のIEを柔軟に変更可能です。
■ メッセージに応じて異なるイベント分岐の設定が可能です。

dsTest試験構成例

AMF TESTING

AMF_test

SMF TESTING

UDM TESTING

PCF TESTING