LANforge-ICE/FIRE
IPネットワークエミュレータ / トラフィックジェネレータ
LANforge-ICE– IPネットワークの双方向に対し、各種障害の挿入を可能とする IPネットワークエミュレータ –
LANforge-ICE(ランフォージ・アイス)は、Ethernet 上のIPネットワークに、簡単な操作で IPネットワークの双方向に対し、各種障害の挿入を可能とする IPネットワークエミュレータです。
■特長 – 容易にネットワークをエミュレーション –
- ・現実のIPネットワークで起こりうるパケットロスやドロップ、パケットの遅延/ゆらぎなどの障害を、ユーザ設定により容易に発生させることが可能。
- ・2つのEthernetインタフェースをブリッジ接続し、ネットワークセグメント上で透過的にWANのエミュレーションを実行。被試験ネットワーク側の変更をおこなうことなく、容易に試験が可能。
- ・パケット損失や遅延によるネットワーク障害や低品質ネットワークの再現、 ビットフリップや特定バイトの強制書き換えにも対応。
- ・カンデラ社提供のソフトウェアツールICEcap により実ネットワークの遅延特性を記録し、LANforge-ICE でネットワーク特性の再現も可能。
- ・ネットワーク機器の検証からネットワークトータルのシステム特性検証まで幅広い試験用途に使用可能。
■LANforge-ICEを使ったネットワークの試験構成例
■エミュレーション条件設定画面 – 設定項目を一目で把握しやすく、使いやすいGUI –
■エミュレーション設定可能なネットワーク障害項目
- – 速度制御(シェーピング)
- – 遅延(レイテンシー)
- – ゆらぎ(ジッター)
- – パケットロス(パケットドロップ、バーストドロップも対応可)
- – パケット順序誤り(リオーダー)
- – パケット重複(デュプリケーション)
- – ビット誤り(ビットフリップ)
- – バイト書き換え(指定バイトorランダムバイトへの書き換え)
- *遅延挿入等は マイクロ秒単位、発生頻度設定は N回/百万パケットで定義します。
WANpath 設定機能により、特定IP/MACアドレス間のみに障害を設定することが可能です。
カンデラ社提供のソフトウェアツール ICECap を利用して、実環境のネットワーク特性を記録し、LANforge-ICEでネットワーク挙動の動作再現が可能です。
VLAN 及びルータ構成に対応し、様々なネットワーク環境で使用できます。
LANforge-FIRE– IPネットワーク, ネットワーク装置/サーバの性能検証に使用する IPトラフィックジェネレータ –
LANforge-FIRE(ランフォージ・ファイヤ)は、IPネットワーク上の様々なプロトコルで大量のセッション確立を行ない、ルータ/ファイヤウォールやサーバ等のネットワーク機器のパフォーマンス検証に使用可能なトラフィックジェネレータです。
■特長 – 簡単設定でトラフィックをジェネレート –
- ・IPネットワーク及び ネットワーク装置/サーバの各種プロトコル処理パフォーマンス検証に使用可能。
- ・UDP, TCP, IGMP, FTP, HTTP/HTTPs, VoIP(SIP/H.323) 等のIPプロトコルで、大量のパケット送信やセッション要求、データダウンロードを実現。
- ・サーバに対し、簡単な設定で負荷試験が可能。
- ・SIP端末疑似では様々な呼設定スクリプトを備え、音声データを対向装置に送信したり、受信音声データを保存/再生することが可能。
- ・802.11a/b/g/n/AC/AXのWiFi接続の試験にも対応可能。複数の仮想無線ステーションを疑似し、WiFiアクセスポイントの試験に使用可能。(LANforge-WiFIREモデル)
■LANforge-FIREを使ったネットワーク機器の試験構成例
■LANforge-WiFIREを使ったWiFiアクセスポイントの試験構成例
LANforge-WiFIREはコンパクトな筐体のモデルもあり、省スペースで複数の仮想無線ステーションを疑似することも可能です。
■トラフィックジェネレート条件設定画面 – 設定項目を一目で把握しやすく、使いやすいGUI –
UDP,IGMP,TCP,FTP,HTTP/HTTPs,VoIP(SIP/H.323)の Layer3/4プロトコルに対応。
■各種プロトコルを使った負荷能力の検証が可能
- – 高速化 UDP/IP
- – 通常 UDP/IP
- – IGMP マルチキャスト UDP
- – TCP/IP
- – FTP
- – HTTP
- – HTTPs
- – TELNET
- – PING
- – DNS
- – SMTP
- – VoIP コールジェネレータ → SIP, RTP, RTCP, PESQ/MOS
SIP コールジェネレータは、同時複数呼,連続呼,負荷呼スクリプトを準備し、呼接続時間,呼出時間,呼のインターバル,自動生成 URIs/着番 設定が可能です。
シグナリングのみでも動作可能。また、送信データへの音声ファイル(.wav)指定 や 受信データの音声ファイル保存・再生に対応しています。